福井保久の二十四節気考

今年の7月7日は旧暦で5月29日、この日は小暑(二十四節気)です。

だいぶ減ってしまいましたが、夏収穫の農産物を栽培している干し芋農家がいます。
麦やジャガイモやキャベツは収穫が終わる時期で、メロン栽培している農家はそろそろ収穫がはじまります。
気温も湿度も高い中の重労働なので大変ですが、干し芋のサツマイモ畑とメロンとの相性が良いので、その甘さは格別です。

7月の終わりになると、トマトを作っている干し芋農家が収穫を始めます。
たくさん成っている実の中から色づきを見て真っ赤なトマトを早朝収穫し、昼までに箱詰め出荷です。
お盆になると、早掘りのサツマイモを収穫する干し芋農家が忙しくなります。

また出荷用としてではなく、自家用として多種類の野菜はどの農家でも作っていますから、それらを頂く時期です。

ナスやキュウリから、かぼちゃ、人参、ピーマン、とうもろこし、ニラやししとう、オクラ、枝豆やインゲンマメ等々、時には大きく育ったスイカを差し入れでもらう時もあります。

稲刈りと干し芋のサツマイモ掘りが始まる秋までの干し芋産地の農家の風景です。

福井 保久